次世代DVDを十分に楽しむには、プレーヤーとディスクだけでは不十分だ。新しいケーブル、高精細テレビ、サウンドシステム――1000ドルのプレーヤーなんてまだ安い方だ。(ロイター)
HD-DVDプレイヤーが先月末にとうとう発売になったが、大半の人はしばらく様子見でしょうね。まだ値段も高いし。
上の記事にあるように、確かにこの次世代DVDの本領を発揮させるためには初期コストも結構掛かりそうです。
でも大半の一般ユーザにとってみれば、実際の恩恵って高画質化とかよりも大容量化の方なんじゃないだろうか。
最近の大作映画と呼ばれるジャンルでは上映時間が2時間を超えるなんて珍しくなくなってきて、今までのDVD媒体1枚に納めるのはかなり辛い状況になってるように思うので。
それで問題になっているフォーマットの争いについて、実際のフォーマットの優劣とか細かい話はよく分からないけど、個人的にはBDに関してはやはりPS3が大きな牽引役になりそうという点でHD-DVDよりも有利なんじゃないかという気がしてます。
発売時期に関してはちょっと出遅れたけど、多分そんなに大きな要因にはならない気がするし、高画質化という以外の要素として、ゲームソフトの媒体として利用されるという点が大きいかと。
ただし、PS3がどの位の価格で発売されるかというのも影響するんでしょうね。少なくとも安くはないと久多良木さんも明言している訳だけど、マニア以外の一般ユーザが二の足を踏むような価格ではPS2登場時のような推進力を発揮できるかどうかは疑問にも思える。
後はPC業界でどちらがより支持されるかというのが大きく影響されてくるんでしょうが、これはさっぱり予想が付かないです。より安くドライブを提供できるとか、より早く高速ドライブを投入できる方とかかな?(^^;)
ちなみに
舞台裏について、ソニーのハワード・ストリンガー会長が最近、米テレビ番組で「後は握手をして終わりという段階までいった」と話し、統一寸前の土壇場で破談になったことを明かした。BDの仕様を決める期限に間に合わなかった、という。
という話があるようだけど、BD側に仕様を固める期限を延ばすという選択肢は無かったんだろうか?結局BD側には本気で統一の道を目指す気なんか無かったのか?という疑問を感じてしまう。
これを見る限りでは、一方的な事情で破談になった印象を受けてしまうが、実際のとこどうだったんだろうか。(きっと一般消費者には窺い知れないんだろうけど)